チラーとは?省エネ方法を取り入れて効率よく使うには

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チラーとは?省エネ方法を取り入れて効率よく使うには

チラーとは、冷却装置の総称です。大きな工場などでは、機械が作動する際に熱が発生し、その機械内の温度調整がとても重要になります。作動する場が大きくなればなるほど、その部分の冷却には特殊な装置が必要となり、そこで活躍しているのがチラーです。ただし、チラーの活用には、省エネ対策も必須です。温度調整のためのチラーですが、省エネ対策を講じる事で、長い間効率よく動かす事が可能です。

ここではチラーの省エネ対策についてもご説明します。

チラーとは?省エネ方法を取り入れて効率よく使うには

チラーとは?何に使われている?

チラーとは「冷却水循環装置」といい、一定の温度に冷却するために、冷却装置に水を循環させて温度調節をするための装置の事です。チラーは冷却するための装置ですが、実は温度調節のための装置なので、目的によっては、水の温度を上げて温めるケースもあります。ですが、用いられるパターンとして、やはり冷却目的が多いため、どちらかと言うと冷却装置という印象が強いですね。また、一般家庭のような所では、チラーはまず使われていません。小型チラーのイメージとしては、思い浮かべていただければわかりやすいですが、そのほとんどは大きな機械を動かしている工場などになります。例えば、工場での金型製作場面です。金型の製作には温度管理が非常に重要で、温度が不安定になってしまうと金型の仕上がりに不良品が多くなってしまいます。チラーを使う事で一定の温度を保つ事が可能になり、不良品を少なくする事ができるわけです。

さらに、身近なところで言えば、MRIがあります。
MRIは、磁石と電波を使って体内の状態を画像にする検査で、さまざまな疾患の発見などに有効な医療機器ですが、ここに使われているヘリウムガスを冷却するためにもチラーは使われています。しかも、MRIは使用していない時でも稼働させなければならず、チラーによって温度調整が継続して行われているのです。機械や装置の冷却に使われているチラーは、使われている場所も多岐にわたっています。

チラーを活用するメリット

前述の通り、チラーはさまざまな場所で使われています。活用のメリットとしては、温度調整をする事で温度差による結露を防ぐ事ができます。チラーではなく、地下水を使って冷却する方法もあるのですが、あまりに温度差があると結露が起こり、それがもとで他の機械に支障が出てしまう可能性があります。また、空気を使って冷却するラジエーターは、夏場は特に温度変化が著しく、部品の劣化が進む可能性が高くなります。チラーはそういった場面でも温度を一定に保つ事ができるので、メリットが大きいと言えるでしょう。他には水道水を流したまま冷却している場合、コストがかなり高くなります。チラーは水を循環させて冷却するので、水道水の節約も可能になります。
さらに、クーリングタワーで冷却をしている場合には、水質の悪化も考えられます。水質が悪くなると、内部の電極などに汚れが付着し、機械の性能が低下しやすくなります。チラーであれば、水質の悪化もないので、機能低下を防ぐ事もできるでしょう。

チラーは電気代がかかる?

チラーは、さまざまなメリットがありますが、電気代がかかってしまうという点が、実際にチラーを使っている所での悩みかもしれません。確かに、温度調節が可能で、夏場の温度が極端に上昇しやすい場面でも、チラーのおかげでトラブルを防ぐ事ができている反面、電気代がかなり気になるという工場も多いです。チラーを使いながら、どうやって省エネ対策をするかというのが、かなり重要になるでしょう。

チラーの省エネの方法は

チラーの省エネ対策として有効なのは、「最新のチラーに買い替える」という事ですが、これはコストがかかってしまいます。しかも、チラーを交換している間は、機械の稼働ができないため、そのデメリットは大きいと言えます。それを踏まえてなおメリットが大きいという場合には、チラーの買い替えをおすすめします。ですが、既設チラーの寿命が残っている・そこまでコストはかけたくないという場合には、次のような方法があります。

チラーの使用状況に応じた温度調整をする

チラーは、循環水の入り口と出口の温度差が少なければ少ないほど、エネルギーの消費効率が上がります。使用状況を見ながら、温度設定を変える事で、一定の省エネに繋がるでしょう。

定期的にメンテナンスを行う

これはチラーに限った事ではありませんが、定期的なメンテナンスを行う事で、チラーの寿命が延び、性能の高さを維持する事ができるので、結果として電気代の節約、つまり省エネ対策となります。チラーの点検やメンテナンスは、法律で義務付けられていますが、それだけでなく日頃からの点検やチェックは、一番の省エネだと言えるでしょう。

循環水の流量を調節する

チラーの循環水は、設置直後は余裕を持たせてありますが、稼働の状況によってその量を調整すると、チラー自体にかかる負荷を減らす事ができ、それが電気代の削減にも繋がります。

まとめ

チラーは優秀な冷却装置です。こまめなメンテナンスによって、寿命を延ばす事ができますし、効率よい稼働が期待できるので、省エネにも繋がります。また、チラーだけではなく周辺機器も定期的にお手入れをする事をおすすめします。

 

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