工場の暑さ対策をすれば生産効率もアップする!効果的な方法を紹介

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工場の暑さ対策をすれば生産効率もアップする!効果的な方法を紹介

工場の生産性は、導入しているシステムや機械によりアップするというイメージがあるかもしれませんが、一番のキーポイントとなるのはシステムや機械を動かしたり管理したりする従業員のモチベーションです。
工場内が暑いと、体調が悪くなったり不快感が強くなったりするので、モチベーションが下がり生産性も低下する可能性があります。

また、真夏は熱中症のリスクも高くなるので、工場の暑さ対策は必要不可欠です。
ここでは、どのような対策が必要か解説していきます。

工場の暑さ対策をすれば生産効率もアップする!効果的な方法を紹介

生産効率をアップする工場の室温について

某コールセンターでの実験では、室温を25℃から26℃にしたところ、平均応答件数が2.1%減少したという結果が出ています。
また、アメリカの保険会社で行われた実験では、室温を20℃から25℃にしたところ、タイピングミスが減少し、タイピング量は1.5倍になったという結果がでました。
これらの実験結果から分かるように、室温というのは作業効率に大きく関与しているのです。

職場の室温に関しては、労働安全衛生法の「事務所衛生基準規則」において室温が17℃以上28℃以下になるようにすること、という規定があります。
これは一般的なオフィスに対する規定ですが、工場においてもこの規定は当てはまります。
ただし、内勤者が快適だと感じるのは約25℃と言われているので、この室温を目安に暑さ対策を実践しましょう。

工場の室温が高くなる原因

工場の室温が高くなる原因は、以下の2点が挙げられます。

・機械から発生する熱
・日射による熱

機械というのは、モーターの稼働や金属の摩擦などによって熱を発生させます。
機械によって熱量は異なりますが、消費電力が大きいものや溶鉱炉、乾燥炉などは特に熱量が大きくなります。

また、直射日光が当たる広い屋根が設置されている場合、輻射熱が発生します。輻射熱は風の影響を受けず、高い方から低い方に移動するため、工場内の室温が上がってしまうのです。

工場の暑さで起こりえる症状とは

暑さによって起こる症状は人によって異なりますが、立ちくらみやめまいを起こすこともありますし、脱水症状を起こす人もいます。
そして、もっとも注意したいのは熱中症です。
熱中症は高温多湿の環境で起こるため、暑い工場内で長時間働いていると発症する可能性があるのです。
また、湿度も高い場合は汗が蒸発しないことで、体温調節がスムーズに働かなくなることから、より熱中症を発症するリスクが高くなります。

軽度の症状では、筋肉痛や筋肉の痙攣、異常発汗が起こりますし、中等度になると頭痛や嘔吐、集中力や判断力が低下するため事故やミスの危険性が高まるので要注意です。

工場の暑さ対策

では、実際にどのような暑さ対策が有効なのかを見ていきましょう。

暑さ対策用アイテムを活用する

直接の解決策ではありませんが、従業員の安全を守るためにも、すぐに実践できる暑さ対策用アイテムを活用するという方法がおすすめです。

暑さ対策ができるアイテムは以下の4点が挙げられます。

・速乾性吸収性が高いインナー
・冷却タオル
・空調服(ファン内蔵の作業服)
・保冷剤付ベスト
このようなアイテムを取り入れれば、体温の上昇を防げるので熱中症リスクを下げられます。

スポット空調を導入する

従業員の作業場所が固定しているのであれば、スポット空調で温度を下げるという方法があります。
製品によって、移動できたり吹き出し口の方向を調整できたりするものもあるので、用途に合ったものを選ぶといいでしょう。

もし、従業員の移動が多い場合は、現在設置している空調を自動空調システムに換えましょう。
自動空調は適切な室温を維持してくれるので、快適な労働環境を整えられます。

機械には遮熱シートを設置する

機械から出る熱を遮断するには、遮熱シートで包み込むフィット工法がおすすめです。
特に、乾燥炉や焼成炉の周囲は高温になるので、遮熱シートで覆って温度上昇を防ぎましょう。
ちなみに、屋根の下に遮熱シートを取り付けると、屋根からの輻射熱を防げるので、効率よく暑さ対策ができます。

断熱塗装をする

鉄板やトタンなど輻射熱を発生させやすい素材でできている屋根であれば、断熱塗装をするのが効果的です。
断熱塗装をすると、屋根の温度は約半分に下がるので、室温の上昇を抑えられます。

ビニールカーテンで空間をコンパクトにする

スポット空調など設備を導入するのが難しい場合は、従業員が働いている空間にビニールカーテンを設置しましょう。
ビニールカーテンで空間をコンパクトにすれば、エアコンが効きやすくなるので快適な室温を保てます。

従業員の安全のためにも暑さ対策を実施しよう

製品を製造するのは主に機械であり、その機械を制御したり効率化したりするのはシステムです。
しかし、機械でもシステムでも人間が管理しなければなりません。
その管理を行う従業員の働く環境が、暑さによって劣悪になっていたら生産性は下がってしまいます。

従業員の労働環境を改善し、生産性や安全性を高めるのは企業の役目でもあるので、ぜひ効果的な暑さ対策を取り入れて、作業効率をアップさせましょう。

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