ジャケットタンクはどのようなもの?後付けタイプについても解説

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ジャケットタンクはどのようなもの?後付けタイプについても解説

「ジャケットタンク」と呼ばれる二重構造のタンクは、外槽部に取り付けられたプレートで構成されています。

このタンクには温度調節用のサーモスタットが設置されており、内容物を保温、加熱、冷却したり攪拌したりすることが可能です。

主に食品、油、化粧品、ワックス、粉末などが入れられ、三次産業で広く使用されています。

本記事ではそんなジャケットタンクがどのようなものなのかなどについて解説していきます。

ジャケットタンクはどのようなもの?後付けタイプについても解説

ジャケットタンクとは?

ジャケットタンクとは二重構造のタンクであり、外槽にジャケットが付いています。

このタンクにはジャケットが付いており、温水や蒸気などを流すことができます。

これにより内容物の保温や加熱、冷却、そして攪拌が可能になります。

食品、油、化粧品、ワックス、粉末や錠剤など、多岐にわたる内容物を収容するために用いられるのがジャケットタンクです。

特に、三次産業で広く使用されています。

ジャケットタンクには、温度を制御する能力が組み込まれており、温度調節機能を駆使して加温、冷却、保温などの操作が可能です。
ただし、温度を調整する場合は、使用目的や条件に合わせて熱量を計算する必要があります。

ジャケットタンクの種類

ジャケットタンクは様々な用途に使われるため、その種類も多岐に渡ります。

例えば、二層式ジャケットタンクや本体覗き窓付きジャケットタンクなどです。

また、溶接式三層ジャケットタンクや着脱式断熱ジャケット、蓋保温ジャケットなど、さまざまな種類のジャケットがあります。

これらの種類によって、保管する液体の種類や用途に適したジャケットタンクを選ぶことが重要です。

また、ジャケットタンクの形状にも注目が必要です。

例えば、内容物にあわせて、ホッパー、平板、皿状の器具、さらにテーパー形状など最適な形状が必要です。
また、「クランプオンタイプ」という既存のタンクに貼り付けるタイプの後付型熱交換器も存在します。

ジャケットタンクを加工している会社では、お客様のニーズに合わせた最適なジャケットタンクを提供するために、お客様の用途や内容物、保管場所などの条件をお伺いし、最適な製品の提案からVE提案まで、幅広くサポートします。

ジャケットタンクを作る上で重要なポイント

ジャケットタンクの製造には、商品の要件を実現するために必要な特定の製造ポイントが存在します。

強度重視のために事前に開先加工を行う

ジャケットタンクでは、ジャケット部分に温水を供給するにあたっては、高い圧力がかかりますので、強度の高い溶接が必要不可欠です。

しかし、溶接継手に溝状の窪みを設け、溶接前に開先加工を行うことで、溶け込みが深くなり、強度が高まることが知られています。
ジャケットタンクの加工会社は、特に開先加工に注力し、サンダー機を使用して正確かつ均一な角度で開口部を形成します。

専用のゲージを使用して確認しながら作業するため、高品質な仕上がりが実現されます。
これにより、これまでにない高い強度と耐久性を兼ね備えたジャケットタンクを製造することが可能です。

溶接にはシールドガスを用いる

ジャケットタンクは、その構造上、裏波溶接が必要であるが、注意が必要な点もあります。

裏面の酸化によって、溶接部分に亀裂が入ってしまい、溶接の強度が保てなくなる可能性があるからです。

このような問題を防止するために、当社ではジャケットタンクの溶接時に、内部にシールドガスを充填させることによって、溶接部分が空気に触れないようにしています。

また、加圧テストも行い、十分な強度が確保されたかどうかを確認しています。

リーク検査

ジャケットタンクは、その構造上リークが品質に大きな影響を与えるとされています。

特に、溶接が必須となる構造ゆえ、リーク検査は欠かすことのできない作業です。

小花製作所でも、ジャケットタンクの製造に際し、開先加工やシールドガスを用いた溶接の後工程において、リークがないかを確認するため、社内で規定の圧力で水圧検査を行っています。

これにより、お客様に安心してジャケットタンクをご利用頂くために必要な品質が確保されています。

まとめ

本記事において、ジャケットタンクについての基礎知識を解説しました。

ジャケットタンクとは、内部に液体やガスを保持する槽の一種であり、槽内部に外気や蒸気を流し込み、内部の温度を調節することができる装置です。

ジャケットタンクは、その種類や仕組みによって異なる用途に使用されます。

例えば、液体を冷却する場合は、内部に循環する冷却水や冷媒を外部のジャケット部分に流し込み、内部の液体の温度を下げます。

一方、加熱する場合は、内部に蒸気を入れ、ジャケット部分での熱交換によって液体を加熱します。

また、ジャケットタンクには、二重構造のタイプや半管タイプなど、形状によっても様々な種類があるでしょう。

どのような用途かによって、適切なジャケットタンクを使い分けることが重要です。

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