冷媒ガスとは?種類や概要・規制について解説

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冷媒ガスとは?種類や概要・規制について解説

エアコンや冷蔵庫に使われている冷媒ガスは、私たちの生活に不可欠な素材です。
冷媒ガスは主に3つの種類があり、エアコンや冷蔵庫の製造年代により使われているものが違います。
そのため、取扱業者の方にとっては、各種類の理解は不可欠です。

今回は、冷媒ガスの定義や種類・役割など基本を徹底解説します。
また、冷媒ガスの規制についてのFAQも紹介します。
ぜひ最後まで読んで、冷媒ガスの知識を深めましょう。

冷媒ガスとは?種類や概要・規制について解説

冷媒ガスの概要と役割

冷媒ガスとは、エアコンや冷蔵庫など冷却に使われる気体の総称です。
エアコンや冷蔵庫は、冷媒ガスから生じる気化熱を利用して空気や庫内を冷やしています。
冷媒ガスは、常温下では気体で存在しますが、圧力を加えると液化する点が大きな特徴です。

冷媒ガスの役割を、エアコンを例に4ステップで説明します。
1.冷媒ガスは、エアコンの室内機と室外機を結ぶ配管の中を流れる
2.冷媒ガスは室外機の中で、液体の状態で室内機に運ばれる
3.室内機の熱交換器の中で冷媒ガスが気体に変わる
4.3で生じた気化熱を、エアコンから室内に噴き出して冷却

気体になった冷媒ガスは、再び室外機で圧縮されて液体に戻ります。
その際に生じた熱は、室外機から外部へ排出されます。
冷媒ガスは減圧器によって冷却され、再び室内機に運ばれていくのです。

冷媒ガスの種類は大きく分けて3つ

冷媒ガスには大きく分けて3つの種類があります。
・クロロフルオロカーボン(CFC)
・ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)
・ハイドロフルオロカーボン(HFC)

冷媒ガスの種類と使われている場所、歴史などを詳しく紹介します。

クロロフルオロカーボン(CFC)

クロロフルオロカーボン(CFC)は「フロン」の名称で知られています。
冷媒ガスの中では最も古くから使われており、業務用・家庭用問わず冷蔵庫やエアコンで広く採用されていました。

しかし、CFCはオゾン分子と反応してオゾン層を薄くしてしまう点が明らかになりました。
これにより、地球の温暖化や皮膚がんなどの健康被害が増加する恐れがあります。
オゾン層を破壊する影響が認められたため、1995年に製造が中止されています。

現在、稼働しているエアコンや冷蔵庫で、クロロフルオロカーボンを使用しているものはごく少数です。
ただし、取り外されたエアコンや冷蔵庫が、倉庫などに放置されているケースもあります。

ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)

ハイドロクロロフルオロカーボンは、「代替フロン」と呼ばれる冷媒ガスです。
クロロフルオロカーボンが生産中止になった後、一時期は冷媒ガスの中心となっていました。

しかし、ハイドロクロロフルオロカーボンも、オゾン層に一定の被害を与えると判明した経緯があります。
そのため、1996年からは生産が規制され、2020年には生産と輸入が禁止されました。

現在では、ハイドロクロロフルオロカーボンは「代替フロン」から「特定フロン」と名称変更されています。
経過期間としてR22の名称で、現役のエアコンや冷蔵庫で採用されている製品は残っています。

ハイドロフルオロカーボン(HFC)

ハイドロフルオロカーボンは、現在の冷媒ガスの中心です。
以下のように多彩に展開されています。
・R410A
・R32
・R404A
・R407C
・R507A
・R134a

上記の製品は、オゾン層を破壊する恐れが全くない点がメリットです。
ただし、温室効果を高めるリスクは残るので、手放しに「環境に優しい」とは言えません。

その中で特に「R32」は温室効果が少なく、環境に優しいと注目を集めています。
「新冷媒」の名前で宣伝しているところもあるので、聞いたことがある方もいるでしょう。

冷媒ガスの種類・規制に関するFAQ

冷媒ガスの種類や規制に関して、よくある質問と回答を紹介します。
・冷媒ガスは交換できる?
・冷媒ガスを使う家電を廃棄する際の規制は?

冷媒ガスを扱う方は参考にしてください。

冷媒ガスは交換できる?

冷媒ガスは交換できます。
エアコンが冷えない原因の多くは、冷媒ガスが漏れてしまっているケースです。
上記の場合、冷媒ガスを交換すれば直る可能性もあります。

修理方法は、冷媒ガスの継ぎ足しができるのか、全て抜いて交換するのかで変わります。
したがって、冷媒ガスの種類が分からないと修理ができません。
修理する場合は冷媒ガスの種類を確認しておきましょう。

冷媒ガスを使う家電を廃棄する際の規制は?

冷媒ガスを使用しているエアコンや冷蔵庫は、家電リサイクル法の対象です。
家電リサイクル法では、メーカーが家電を回収したうえでのリサイクルが義務づけられています。
対象の家電は、どの自治体でも一般ゴミとしては回収できません。

家電リサイクル料を支払ったうえ、回収業者に依頼するか、自分で自治体が定める場所まで持っていく必要があります。

また、フロン(特定フロン)を利用している機器を捨てる際には、フロン類の回収も義務づけられています。

例えば、業務用の冷蔵庫やエアコンを捨てる場合、まず許可業者にフロン回収を依頼したうえで処分が必要です。
フロンを未回収のまま捨てると、最大で50万円の罰金刑が科せられるので注意しましょう。

まとめ

冷媒ガスは、エアコンや冷蔵庫など、空気を冷却する機器に使われる物質です。
しかし、冷媒ガスは環境に悪影響を与えるため、勝手に処分できません。

家庭用の冷蔵庫やエアコンを処分する際は、家電リサイクル法に沿った手順が必要です。
業務用の場合は、フロン(特定フロン)の回収を済ませたうえで処分しましょう。

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