純水とは?水道水と何が違うの?

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純水とは?水道水と何が違うの?

純水と言えば「不純物が一切含まれないキレイな水」とイメージする人も多いでしょう。
キレイな水であることは確かですが、純水は精製方法によっていくつかの種類に分かれます。
今回は、純水とはどんな水なのか、水道水や精製水との違いについて詳しく紹介します。

純水とは?水道水との違いは何?

純水とは、水の中に含まれる不純物(イオン類や有異物)を取り除いたものを言います。
水道水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分や水を消毒するための塩素(カルキ)、浄水過程で使用するアルミニウムなどが含まれています。
水は物質を溶かす力が強く、「水道水 < 純水 < 超純水」の順に不純物の量が減っていくのが特徴です。

他にも、水道水は導電率(ジーメンス)の数値が大きく、純水から超純水につれて数値が小さくなるため、電流が流れにくくなります。
水はどれも同じに見えますが、イオン量や有機物質、導電率がまったく違うので、口当たりや味わいにも変化が現れます。

純水と水道水の違いはそれだけじゃない!

純水と水道水の違いは、水中に含まれる不純物量や導電率だけではありません。
純水は水道水に比べ不純物が少ない分、ものを溶かす力が強い特徴があります。
例えば、車を水道水で洗車して水分が残ると、カーボディに白い斑点ができたことがありませんか?
あの白い斑点はイオンデポジットと呼び、水道水に含まれるミネラルや塩素系消毒剤が水分蒸発によって固形化したものです。
純水は不純物が含まれていないので、掃除をした後にイオンデポジットができません。
また、水道水に比べて物質を溶かす力が強いため、軽い力でも汚れが落ちやすいといった特徴があります。

 

精製水と純水の違いは?

純水と混同しやすい水として「精製水」があります。
例えば、コンタクトレンズやケガをした時の医薬品として、精製水を使う機会が多いですよね。
精製水とは、水道水を沸騰したり、特殊なろ過装置で不純物を取り除いたりして作られた水のこと。
純水と同じく、水道水より純度の高い水です。
精製水と純水の違いに決まった定義はありません。
どちらも同じく純度の高い水ですが、精製水は純水よりも不純物の含有量が低く、超純水(高度精製水)とも呼ばれています。
水道水を純水にするには、水道水を.純水装置で「ろ過」します。
一方、水道水から超純水(高度精製水)を作るには、さらに超純水装置による精製が必要になります。
精製水は、いくつもの工程を経て純度の高い水を作るため、時間と手間がかかります。
また、精製方法によって取り除ける不純物が違うため、純水の性質が違います。
例えば、ウォーターサーバーの多くは、逆浸透膜を利用してろ過したRO水を作ります。
RO水はRO膜を使ってろ過するため、水道水を沸騰し冷やして作る蒸留水に比べて不純物が少なく、純度の高い水です。

 

純水の味はおいしい?おいしくない?

純水は、体に影響を与える水道管から出たサビや塩素などを除去した水なので、水道水に比べると安心で安全性が高いと言えるでしょう。
ただし、純水の味は水道水に比べると「あまりおいしくない」と感じる人が多いです。
水のおいしさは水中に含まれるミネラル成分量が左右するため、ミネラルを含まない純水をゴクゴク飲んでも、あまりおいしいと感じないと考えられています。
ただし、純粋は不純物が含まれない分、素材のおいしさを最大限に引き出す力が強く、水道水で作った飲み物や食べ物に比べて、味や色味の良さを実感できるでしょう。

 

純水はさまざまな場で活用されている

純水は、精製方法によって純度の高さが違うため、家庭だけではなくさまざまな産業でも活用されています。
例えば、電子部品や精密機械を洗浄する工場では、不純物が多い水道水を使うと不良品が出やすいため純水や超純水を利用しています。
他にも、純水の種類である精製水は、医療に欠かせません。
医療用精製水は、厚生労働省が定める「日本薬局方」の基準を満たす必要があり、注射する時は「注射用水」、傷口を殺菌する時は「減菌精製水」など、目的に合わせて精製水を使い分ける必要があります。

 

まとめ

純水は、不純物の入っていない純水な水を意味します。
家庭用ウォーターサーバーの他、工場の洗浄水や医療現場での処置水など、さまざまな場面で活用されています。
安心安全な精製水を製造するには、高機能で高品質な装置が欠かせません。
産業で使う場合は、国が定めた項目をクリアする必要もあり、規定を満たすには水設備の導入が必要です。

 

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